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2025年10月5日日曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第1話「このすばらしきせかい」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
みなもは、親友なつを助けるため、アリスピアの歌姫『プリンセス』に変身します。


©Project PRINCESS-SESSION

 

今よりもずっと昔から世界のどこかに存在していた、すこしふしぎな国『アリスピア』。
そこは女の子たちが好きな事、楽しい事を思うままに満喫できる、家とも学校とも違う秘密の居場所です。

放課後、空野みなもは、親友の陽ノ下なつから声をかけられます。
なつは、「さあ帰ろう! やれ帰ろう! すぐ帰ろう!」と目を輝かせて、みなもに迫ります。
みなもは、「なっち、そんなにすぐに帰っても、ライブ始まるにはまだ早いよ」と答えます。
2人は、『アリスピア』で催される、隣のクラスの識辺かがりの単独ライブに参加する予定でした。

みなもは、ライブまでアリスピアで時間をつぶす事に決めると、なつと2人で下校します。
お家に帰ったみなもは、弟のりくや、父親の誠志郎と話した後、部屋でスマホを操作します。
動画投稿サイト『アリスピアch』にアクセスしたみなもは、『エントランス』という動画を再生し、アリスピアへ行きます。

アリスピアのポータルに着いたみなもは、虹がかかる空の下、街を歩いていきます。
アリスピアの住人である『アリスピアン』は、訪れた女の子たちを優しく迎え入れ、一緒に歌やダンスを楽しんでいます。
アリスピアがみんなが夢を叶えられる場所である事をあらためて確認したみなもは、なつと合流します。

カフェのテラス席でグラスを一気飲みしたなつは、「アリスピアは落ち着くなー。こっちに来たら元気が湧いてくるよね!」と笑います。
アリスピアで2~3時間過ごしても、地球側では30分経っていない事もあり、2人はライブ前までの時間を楽しみました。

ライブ前に会場に入ったみなもとなつは、座席で、みなもが応援の為に準備したサイリウムを持ちます。
2人は、たくさんのお客さんが入っている会場を見て、あらためてかがりがアリスピアの歌姫である事を知ります。

なつは、大きいハコを単独で使わせてもらえるかがりと、路上ライブの許可をようやくもらえた自分の差に落ち込みます。
しかし、立ち上がったなつは、「アタシもあんな風に大舞台でみんなを楽しませるアイドルになりたい!」と言います。
そして、「いやさ、いつかなってやるんだ、この陽ノ下なつは!」と腰に手を当て、空を指差します。
みなもは、自分の夢を思い、目を輝かせて笑うなつを、まぶしそうに見つめるのでした。

しかしみなもは、なつから「みなもだって、かがりさんみたいな人気アイドルになりたいとか思わないの?」と聞かれ、うつむきます。
みなもは、なつへ「思わない思わない、わたし歌とかダンスとか得意じゃないし」と力なく笑います。
そして、「わたし、人が一生懸命頑張ってる姿を見るのが好きなだけだもん。応援専門です!」と答えます。
なつは、「昔からそうだよねみなもは。まあ、みなもに応援されると、すっごくやる気が出てくるんだけどさ」と告げます。

やがて会場が暗くなってスポットライトがつくと、ライブが始まりました。
そして、曲のイントロと共に、赤い衣装を身に着けたかがりがステージに現れました。
かがりは、眉を立てマイクを構えると、ステージでまぶしく歌い、踊り始めます。
みなもやなつ、会場のみんなは、かがりのパフォーマンスを見て、夢中になって楽しみます。

しかし曲の途中、遠くの塔の上で、謎の男がベースを鳴らすと、怪物が現れて会場を襲います。
みんなが混乱しながら会場から逃げる中、みなもは、怪物にスポットライトを投げつけられたかがりを心配します。
なつが、そんなみなもの手を引いて逃げようとした時、ステージに赤い衣装をまとった女の子が現れます。

目元にヴェールをつけた女の子は、みなもとなつが見つめる中、歌いながら怪物を倒していきます。
みなもは、キラキラ踊るように戦う女の子を見て、「まるでアイドルがライブしてるみたい。ううん、アイドルじゃなくて、あれは…!」と目を見開きます。
やがて女の子は、怪物を退治してみんなを守ると、会場から去っていくのでした。

翌朝、通学中のみなもは、なつから、アリスピアの歌姫『プリンセス』の噂を聞きます。
それは、アリスピアで怪物が暴れると、プリンセスが現れ、怪物を倒してみんなを守ってくれるという噂でした。

その後、みなもとなつは、学校でクラスメイトと笑うかがりの様子を見て、「良かった」と安心します。
しかし、みなもは、怪物が現れた次の日に路上ライブをしようとするなつを心配します。
なつは、「このライブは、アタシにとって、大事な『アイドルになりたい』という夢への第一歩なんだから」と言います。
そして、「アタシはこの日の為に、今まで練習を積み重ねてきたんだよ。せっかくのチャンスはフイにしたくない」と笑います。
なつの努力を知るみなもは、なつを応援すると言い、なつも、そんなみなもを抱きしめて元気を与えるのでした。

その後、ライブ衣装に着がえたなつは、アリスピアで、路上ライブのステージに立っていました。
しかしなつは、集まってくれた女の子たちやアリスピアンたちを見て、緊張で固まってしまいました。
そんな時、なつは、最前列に立つみなもの「がんばれ!」という応援を聞いて、ほほえみます。
そして眉を立てて、虹と雲と星のスピーカーから曲をスタートさせると、飛び跳ねるみなもやみんなに向けて、歌い始めます。

しかしそこに、塔の上から謎の男がベースを弾き、会場にたくさんの怪物を呼び出しました。
怪物に襲われ、女の子やアリスピアンたちは、逃げ回ります。
立ち尽くしていたみなもは、怪物がなつに迫っている事に気づき、なつの所へ走り出します。
しかし、たくさんの怪物に襲われ、囲まれたなつは、みなもの目の前で倒れてしまいます。

みなもは、なつへ呼びかけながら、むらがる怪物を手でどかしますが、なつは目を開けたまま動きません。
やがて、たくさんの怪物が、みなもとなつの方にジリジリと迫ってきます。
みなもは、おびえますが、決意と共に足を前へ踏み出すと、なつをかばいながら、怪物へ叫びます。

「ダメーッ! ここはなっちがライブする場所なんだから!」
「この時のために、なっちは、必死で頑張ってきたの!」
「なっちのアリスピアはここから始まるんだよ!」
「だから、絶対に邪魔はさせない! 壊させない!」
「なっちの夢は、誰にも奪わせないんだからあーっ!」

叫んだみなもの胸が光を放ち、『歌のカケラ』が生まれます。
そして、みなもへパンチを放ったジャマオックを吹き飛ばします。

「これ以上好き勝手はさせない。女の子の一生懸命、見せてやるんだから!」

みなもは、生み出した歌のカケラを『ジュエルベル』に変えると、プリンセスに変身するのでした。

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