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2025年10月7日火曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第3話「決意完了!」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
かがりは、プリンセス・ジールとして、一緒に戦うリップルの決意に全力で答えます。

みなもは自分の部屋で、ジャマオックを倒した時に手に入れた、なつの歌のカケラを見つめます。
みなもは、ナビーユから、大まかに2種類の歌のカケラがあると説明されたことを思い出します。

その一つは、プリンセスに変身できる女の子が自力で生み出したもので、プリンセスの変身に使うものです。
もう一つは、ジャマオックの吸収したミューチカラがプリンセスのミューチカラと反応して、結晶化したものです。

ナビーユとかがりは、「プリンセスは、持ち主に戻り切らなかったミューチカラを歌のカケラにできるらしい」と説明します。
そして、「ミューチカラは楽しい気持ちになればいくらでも湧き出てくるため、歌のカケラの分が戻り切らなくても大丈夫なのだ」と言います。
また、ナビーユは、「歌のカケラをプリンセスが使えば、短時間だけど、自分を強化することもできるんだ」と付け加えます。

なつの歌のカケラを持つことにしたみなもは、じっとなつの歌のカケラを見つめます。
そして歌のカケラを握りしめると、「これに触れてると、なっちと一緒にいるような感じがする」と目を伏せるのでした。

次の日、リップルになってアリスピアを守る事を決めたみなもは、先輩プリンセスのかがりからアドバイスをもらう為に、かがりに付いて回ります。
みなもは、「身体がやわらかめな事」「クラスメイトとなかよしである事」「図書委員である事」などをシュババッとメモ帳に書きとめていきます。

しかし放課後、みなもは、自分の存在に気づいていたかがりから、「監視みたいな真似はおやめなさいな」と笑って注意されてしまいました。
かがりは、「識辺さんの事をもっと知りたいと思ったんです」というみなもの言葉を聞き、「なら、少しお話しましょうか?」とほほえみます。

そうしてみなもとかがりは、ベンチに並んで座り、お話することにしました。
みなもは、なつと同じようにずーっと前からかがりのファンだったこともあって、かがりのまぶしさについて語ります。
「わたしたちと同い年なのに、もう大人気アイドルなんですもん。アリスピアchの登録者数だってすごいたくさん」とみなもは言います。
そしてみなもは、「歌もそうですし、ダンスも! 才能が段違いっていうか」と笑って頬を赤らめます。

かがりは、みなもへ「別に私、才能があるわけじゃないと思うわ。ただ、昔からやっていただけよ」と言います。
そして、空を見上げて「他人よりも、ほんのちょっとスタートが早かっただけ」と続けます。

かがりは、両親の仕事の影響で歌ったり踊ったりは身近だったけれど、2人に強制された事は一度だってないと告げます。
自然に歌やダンスが大好きになり、それが自分を表現する手段なのだと、子供心に思っただけだと言います。
みなもは、自分でやりたい事を決められるかがりは、カッコよくて強いと、目を輝かせます。

かがりは、自分への憧れを口にするみなもに、「私だってプリンセスになったのは、偶然というか、成り行きよ」と笑います。
ナビーユから、大切な居場所であるアリスピアをめちゃくちゃにしようとする存在について教えられ、本気で許せないと思ったのだと。
なんとしてもジャマオックを退治しなくちゃいけないと思ったら、ジールに変身していたのだと、みなもへ教えます。

かがりは、昔を思い出すように「それからはジャマオックが出るたびにプリンセスとして活動して、今に至るというわけ」と告げます。
ただ、かがりは、ジャマオックや、昨日初めて見た男の事は、自分やナビーユにも何も分からないと言うのでした。

その頃アジトでは、ベスが、2人のプリンセスを早々に退場させようと意気込んでいました。
ギータは、そんなベスへ「なら、次はオレがミューチカラを集めてくるとするぜ」と言います。

その夜、みなもが、自分の部屋でアリスピアについて考えていると、ナビーユから緊急出動の連絡が入りました。
みなもは、アリスピアchからすぐにアリスピアへ行きます。

アリスピアでは、ギータがジャマオックを放っていましたが、みんなの避難誘導は終わっていました。
みなもとかがりは、ナビーユから、ミューチカラを奪われた子がいないことを聞いて、安心します。
そして、「あとはジャマオックを退治するだけ」と力強くプリンセスに変身します。

「熱情のリズム、聴かせてあげる!」

変身したリップルとジールは、キラキラ輝きながら、一緒にジャマオックに飛び込みます。
そしてリップルはパンチで、ジールはキックでジャマオックを倒していきます。
ギータは、そんな2人の戦いを屋根の上から笑って眺めていました。

ジャマオックを倒し切ったリップルとジールは、ギータから「へー、おまえらが噂のプリンセスか」と声をかけられます。
ギータは、2人へ名乗ると、「連れのベスが世話になったよな。お前らポーン相手とはいえ、なかなかやるじゃねーか」と立ち上がります。
その後、ギータは、手元に出現させたギターをかき鳴らし、「けどよ、ナイトならどうかな!」と新たなジャマオックを呼び出しました。

現れたナイトは、剣になった両手で素早くリップルを突き続けます。
手強い攻撃に翻弄されるリップルは、うまく歌えず、結局ジールに守られてしまいました。
リップルと代わったジールは、手を震えさせながらもナイトと戦い始めます。

座り込んだリップルは、ナビーユへ「わたしプリンセスになったのに、まだジールに守られてる。一人じゃ歌えないの」と告げます。

まだジールに守られている。
一人じゃ歌えない。

「こんなのは、わたしがなりたかったプリンセスじゃない」

拳を握り、目を伏せたリップルは、自分がプリンセスになりたかった理由を省みます。
そしてなつの顔を思い浮かべると、「なっち力を貸して!」となつの歌のカケラで、自分を強化します。

自分を強化したリップルは、ピンチのジールの前に飛び込み、両手でナイトの剣をはさみ込みます。
ギータは「んだとお!?」と驚き、ジールは「白刃取った!?」と叫びます。
そのままナイトと力比べになったリップルは、片足を持ち上げるとナイトを蹴り飛ばします。
ナイトをダウンさせたリップルは、ジールに向き直ると、なつを助ける際に啖呵を切った時の言葉を繰り返します。

「わたし、言いましたよね。頑張るみんなを応援したい、守りたいって」
「そのみんなには、あなただって入ってるんですよ。ジール」
「だからわたしは、あなたに任せて一人だけ後ろに下がってなんかいられないんです!」
「ジールも! みんなも! ぜんぶ! それがわたしの一生懸命なんだから!」

ジールは、「ジールを含めた頑張るみんなを守りたい、応援したい」というリップルの「決意」を聞き、ほほえみます。
そして、リップルの決意に、これからも一緒に戦う仲間として全力で答えます。

ジールは、必殺技を解き放って、巨大な火球を地面に叩きつけます。
そして、広がる炎を浴びせてナイトを倒します。

ギータは、「あーっ、たく面倒な事になりやがったな」と頭を抱えます。
そして「リップルにジールか。まあ、覚えておくぜプリンセス!」とワープで去っていきます。

夜のようなドームが消えていくのを見て、リップルとジールは、お互いに握手し、笑い合うのでした。

戦いの後、みなもとかがりは、お互いに嬉しかった事を伝え合います。
みなも、かがり、ナビーユは、親しい友達・仲間として、お互いに名前で呼び合い、敬語も使わない事に決めます。

こうして、みなもとかがりは、リップルとジールとして、一緒にアリスピアのみんなを守る事になったのでした。

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