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2025年10月12日日曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第8話「プリンセッション」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
プリンセスたちは、汗と涙で重ねたプリンセッションで、もっと強くなります。

アリスピアで、みなも、かがり、ながせは、ナビーユが3人のために用意した施設を訪れていました。
3人は、おしゃれなテーブルやイス、シャンデリアが備え付けられた部屋を見て、目を輝かせます。
ナビーユの「プリンセスをサポートしたい」という想いを受け取った3人は、「アリスピアを守る」という自分たちの決意をあらためて伝えます。

その頃、アジトでは、ベスが、仲間たちへ、ルークがまだ幼体にもかかわらず、プリンセスたちと戦えていた事を説明していました。
ベスは、今まで揃えたデータがあれば、そう時間がかからずにルークを成体にできると言って、さっそく行動を始めました。

バンド・スナッチがジャマオックをパワーアップしようとしている頃、プリンセスたちもパワーアップの方法を模索し始めていました。
「プリンセス部屋」とばかりに、みなも、かがり、ながせ、ナビーユは、テーブルセットにお茶を用意し、話し合いを始めます。
結論は、これまでのように一人一人がバラバラに歌うのではなく、「1+1+1は3じゃなくて無限大!」という風に3人で一つの歌を歌う事でした。
そうして「プリンセスは急げ!」ということで、ナビーユが借りてきたスタジオで、ユニットを組んで特訓することになりました

変身してプリンセスになった3人は、毎日、玉乗りや走り込み、歌やダンス、笑顔やポージングなどを練習していきます。
ですが、リップルは、自分だけが足を引っ張っている事を自覚します。

一週間が経ったころには、リップルは、「だいじょぶじょぶだよ」と言いつつも、ジールとミーティアから見てもしんどそうな状態でした。
お家に帰ってベッドに倒れ込んだみなもは、他の二人と比べて、自分だけが何でもない女の子だと思い悩みます。

そんな時に、みなもは、なつから電話で、前に中止になった路上ライブの相談を持ちかけられます。
しかし、なつは、みなもの様子がおかしい事に気づくと、「やっぱやめた!」とみなもを強引にカラオケに誘います。

その頃アジトで、ドランは、ベスからポーン以外も成体にできるようなった事を聞き、「次は俺にやらせてもらおうかな」とメンバーへ告げます。
ドランは、ビショップで出たがるギータを低い声で止めると、「んじゃ行ってくるくるわー」と出撃するのでした。

カラオケボックスでひとしきり歌った後、なつは、みなもへ「で? みなもはさー、いったい何を悩んでんの?」とたずねます。
みなもは、たとえ話として、「他の人とユニットを組む事になったけれど、足を引っ張っているみたいで辛い」と打ち明けます。
なつは、みなもの言葉を聞いて、うつむくみなもの横に座り直すと、みなもを抱き寄せて頭を撫でます。

そして、なつは、「たぶんね。みなもは足を引っ張ってなんかいないよ。ただちょっと自分を出せていないだけ」と告げます。
みなもは自然と誰かの引き立て役になろうとしてしまうけれど、ユニットはみんなで高め合っていくものなのだと、なつは言います。
歯を見せて笑ったなつは、みなもの肩に手を置くと、みなもへ自分の想いを伝えていきます。

「アタシはさ、みなもに頑張れー!って言われると、なんでもできちゃいそうな気持ちになるんだ」
「みなもの言葉には、そういう力、あるよ」
「ならさ、今度はみなもが、みなも自身を応援してあげたらどうかな」
「みなもが他の誰かの為だけじゃない、なによりも自分の為に歌って踊る姿を、アタシは見てみたい」

みなもの心に、なつの語りかける優しい言葉が響いていきます。

なつの温もりに元気づけられたみなもは、「ありがとう。やっぱりなっちはわたしの一番の友達だよ」となつを抱きしめます。
いつものみなもに戻ったことを感じたなつは、「なら、さあ歌うよ!」とマイクを手に取るのでした。

アリスピアでは、一人の女の子、姫崎みらいが、リップルの写真を見ながらリップルを探していました。
ドランは、そんなみらいに声をかけると、幼体のルークにみらいのミューチカラを奪わせます。

みなもとなつは、カラオケボックスでさらに歌った後、お家とは逆方向に二子玉川の橋を歩いていました。
そんな時、スマホのメッセージに気づいたみなもは、「ごめんなっち、急いで帰らないといけなくなっちゃった」と告げます。
謝りながら引き返すみなもを、手を振って見送ったなつは、みなもから見えない所で、笑顔を無くしていました。

アリスピアでは、駆けつけたジールとミーティアが、みらいを助ける為に戦っていました。
2人とナビーユは、見慣れないジャマオックが、ルークと同じようにバリアで攻撃を防いでいる事に気づき、リップルが来るのを待ちます。
しかしドランは、そんなプリンセスたちを見て、幼体ですら3人がかりでギリギリ倒したのに、成体相手にどうするのかと笑います。

そこへ、みなもが駆けつけてきました。
みなもは、「なっち、わたしやってみせるから」となつへ呼びかけながら気合いを入れます。
その想いが通じたのか、なつは、夕日に向かって歩きながら、口元に笑みを浮かべます。
そしてみなもは、プリンセス・リップルに変身します。

変身したリップルは、遅れた事をジールとミーティアへ謝ると、「一緒に歌おう!」と提案します。
ジールとミーティアは、リップルの力強い言葉に、「ならやりましょう。私たちの初トリオ!」「うおーテンション上がってきた!」と笑うのでした。

「わたしはわたしの背中を押してあげるんだ」

なつの想いを受け取って自分を応援するリップルは、ジール、ミーティアと一緒に、一つの歌を歌い始めます。
そしてプリンセスたちは、協力しながら、ルークのバリアにキックやパンチを当てていきます。
やがてドランの目の前で、プリンセスたちは、ルーク自身のワイヤーをからませてルークを拘束しました。

プリンセスたちは、手をつなぐと、3人のミューチカラを一つにして、新しい歌のカケラを生み出します。
その後、新しい歌のカケラを3つのミューズタクトに変化させると、合体必殺技「プリンセッション・オーラ・アンサンブル」を解き放ちました。
ルークは、バリアで必殺技を受け止めますが、だんだんと押し込まれていきます。
そして、アリスピアやみんなを守ろうとするプリンセスたちの歌声が、ついにバリアを破り、ルークを消滅させるのでした。

プリンセスたちの一生懸命を刮目したドランは、「そうだ、そのチカラだ」と笑い、去っていきます。

すべてが終わった後、目を覚ましたみらいは、自分がリップルに膝枕されている事に気づきました。
起き上がったみらいは、自分がプリンセスたちのファンである事、リップルが一番好きな事を伝えます。
リップルは、みらいに抱きつかれ、「なんでわたし? この中だと一番地味だと思うけど」と言います。
みらいは、「一番がんばってると思うから。見てると応援してあげたくなるの!」と笑います。

リップルは、「大丈夫。自分自身を応援するみなもを見て喜んでくれる人は、絶対にいるよ」というなつの言葉を思い出します。
そしてリップルは、「ありがとう、わたしこれからも頑張るね」とみらいに向かってほほえみます。

こうしてリップルは、なつの言葉と温もりで元気と勇気をもらい、3人で一緒に歌を歌ったのでした。

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