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2025年10月20日月曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第16話「キラキラの守り人」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
ミーティアは、まいのキラキラを守るため、胸の歌を生まれ変わらせます。

ながせのクラスメイトの田中まい、彼女のダンスは見る人の目を釘付けにします。

体育の時間中、まいは、クラスメイトの前で華麗なステップを披露していました。
ながせは、ダンスが終わった後、まいへ「ブラボー!」と拍手を送ります。

さらに授業後、ながせは、まいへ「今度のコンテストにも出るんでしょ。出るよね? 出ちゃいなよお!」と指差しながら迫ります。
しかしまいは、ながせの指差しを手で包むと、「そろそろ次の授業始まるよ」とステップを踏んで、去っていってしまいます。

昼休みにながせは、一緒にご飯を食べるみなも、かがり、なつへ、まいのダンスのすごさを擬音つきで語っていました。
なつは、ながせへ「まいも、今度アリスピアで開かれるダンスコンテストに出るのか」とたずねます。
しかしながせは、さっきのまいとのやり取りを思い出して、「んー、どうかなあ…」とあごに指を当てるのでした。

その頃アジトでは、前回の出撃で小細工をしてメンバーにいじられたベスが「あー」と落ち込んでいました。
ベスは、「仇はちゃーんと取ってきてやるからさ」とはしゃぐギータへ、「優しさ自慢の私でも終いには怒るぞ!」とドランとカリストへ話を振ります。

結局、なんやかんやでメンバーの期待?を背負ったギータは、「誰に言ってんだ、俺はギータだぞ!」と意気込んで出撃していくのでした。

掃除中、ながせは、何やら悩んでいる模様のまいに話しかけます。
そして、誘導尋問と真顔で10秒の粘り勝ちで、まいのお悩みを聞く約束をします。

放課後、アリスピアの橋の下、まいの思い出の場所に案内されたながせは、まいのお悩みを聞いていきます。

まいは、「このままダンスだけやっていていいのか」とこの頃迷っていると、ながせへ打ち明けます。
そして「自分のダンスで、みんながキラキラ瞳を輝かせるのが好きだったけれど、自分よりもみんなをキラキラさせる女の子を見つけてしまった」と続けます。
まいは、ながせから女の子の名前を聞かれ、「一条ながせさんって子…」と頬を赤らめながら告げます。

まいの言葉を聞いたながせは、あたりを見回した後、自分を指差し、顔を真っ赤にします 。

まいは、ながせへ振り返ると、「視線が釘付けになった。心を奪われた。たぶん一条さんを見てる時の私の目は、すごくキラキラしてた」と語ります。
そして「それからかなあ。私もダンスだけじゃなくって、歌を歌った方がいいのかもって、思うようになっちゃった」と続けます。
ひとしきり話したまいは、「ただ、一条さんに聞いてもらいたかっただけ」と笑うと、ながせへお礼を言って去っていくのでした。

夜、家に帰ったながせは、まいのお悩みが自分にも関係するものだったと知って、眠れずにいました。
ながせは、お悩み解決のためにみなもへ連絡しようとしますが、手を止めて「あたしが考えて、あたしの言葉で、あたしの言葉を伝えなきゃ」と決めるのでした。
そして翌日ながせは、まいを校庭隅の階段へ連れ出すと、「まいのダンスがキラキラしている」と告げた後、まいへ思いの丈を伝えていきます。

「だったらさ。その大好きをどこまでもまっすぐに貫いたらいいんじゃない?」
「歌がどうとか、あたしや他人がどうやっているのか、とか気にしないでさ」
「アタシはね。大好きなものに、やらなきゃいけない事なんてないと思うんだ!」
「これが大好き。あれが大好きだから一生懸命やる。きっとね、あたしたちがキラキラする為にはそれだけでいいんだよ!」

まいは、両手を広げて瞳を輝かせるながせを見て、驚いた表情を浮かべていましたが、やがて目を伏せます。
そして、「そうだよね。ずっとやってきたのは大好きだからだもんね。他の事に浮気しちゃダンスに怒られちゃうよね」と笑います。
ながせは、元気になったまいを見て、「あたし、めっちゃ応援するよ!」とはしゃぐのでした。

その後、アリスピアを訪れたまいは、橋の下でダンスコンテストの練習をしていました。
まいは、「やっぱり一条さんに打ち明けてよかった! コンテスト頑張らないと!」と楽しげにステップを踏みます。
しかしギータは、そんなまいの所に現れると、ジャマオックを使って、まいのミューチカラを奪ってしまうのでした。

その頃ながせは、みなも、かがり、ナビーユと一緒にアリスピアを歩いていました。
そんな時に、ナビーユがジャマオックの反応を感じ取った事で、一同はその場所へ向かいます。
現場へ駆けつけたながせは、橋の下で倒れているまいを見つけて駆け寄ります。
そして、「ジャッジャジャーン! 待ってたぜプリンセスども」と現れたギータへ、「ギータアアアア!」と叫びます。

ながせは、まいを優しく寝かせると、「待ってて田中さん。すぐに助けてあげる。あいつらを…ギッタギタにシバき倒してね!」と告げます。
そしてながせは、みなもとかがりと一緒に変身します。

変身したリップルとジールは、パンチとキック、回転攻撃でポーン幼体を倒していきます。
ミーティアは、幼体を殴り飛ばすと、まいのミューチカラを取り戻す為に成体へ走っていきます。
しかし成体は、華麗なステップでミーティアのパンチやオーバーヘッドキックをかわすと、ミーティアを殴り飛ばします。

ミーティアは、成体が、ミューチカラを奪ったまいのステップをマネている事に気づきました。
そして、ギータが自分たちをおびき出す為だけにまいを襲った事を知って、ギータをにらみます。

その後、成体に殴り飛ばされたミーティアは、「許せない。あんたサイテーだよ」と拳を握ります。
そして、「そのダンスは田中さんが一生懸命頑張ってきたものだ。田中さんだけのキラキラなんだ。それをこんな事に使うなー!」と怒りに燃えます。
すると、まばゆい光がミーティアから溢れ出し、その胸の内から新たな歌が生まれます。

「あたしの歌が、いま生まれ変わる!」

新しい歌を響き渡らせるミーティアは、成体とギータへ歩いていきながら、腕の一振りで幼体を倒していきます。
ギータは、「新曲披露でご満悦か! でもな、どんなにパワーアップしようとこの動きの前には!」と成体をミーティアに向かわせます。
ミーティアは、光の十字を上空へ放り投げると、どこもかしこも狙う光の雨として降らせます。
そうして成体の動きを止めたミーティアは、ナビーユのアドバイスを受けて、新しい必殺技を解き放ちます。

ミーティアは、新しい必殺技で成体にキックを放つと、一撃で成体を倒します。
そして、スタッと地面に着地すると、ほほえみます。

ギータは「なんだそりゃ! シャレになんねーぞ!」と叫ぶと撤退するのでした。

すべてが終わった後、目を覚ましたまいは、自分がながせに介抱されている事に気づきました。
ながせは、飛び起きてステップを踏むまいへ「田中さんステップ、健在でよかった」と笑います。

まいは、ながせからプリンセスに助けられたと教えられると、「本当にいたんだ。みんなのキラキラを守ってくれるアリスピアの歌姫」とつぶやきます。
ながせは、まいの言葉を聞いて、まいにあらためて「自分のキラキラに突っ走っればいいんだよ」と伝え、一緒に笑い合います。

こうして、カリストとの戦いで挫けかけた時にみんなから元気と勇気をもらったながせは、いま誰かを応援してキラキラを守れるくらいに強くなったのでした。

アジトに戻ったギータは、メンバーに失敗を笑われると警戒していましたが、メンバーの様子がそんな雰囲気でない事に気づきました。
メンバーがプリンセスたちの新しい力について話そうとした時、上から、女性の「面白いな…!」という笑い声が響いてきました。
バンド・スナッチは慌てて膝をつき、カリストは「赤の…女王…!!」とつぶやきます。

女性、赤の女王は、「新たなる力の片鱗を見せたとて、まだまだ取るに足らぬ存在だ」「だが…興味がないではない」と告げます。
赤の女王は、そこで言葉を切ると「それとも…奴らこそが…」とつぶやきます。

ミーティアは、まいとのふれ合いで新しい力を見せました。
しかし、プリンセスのその力は、覇道を往く赤の女王や、それに付き従うバンド・スナッチの興味も引くのでした。

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