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2025年10月17日金曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第13話「あなたとインターリュード」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
バンド・スナッチは、女の子を知るために女装して出撃し、さきとセッションをします。

バンド・スナッチの本拠地で、カリスト、ギータ、ベス、ドランは次の出撃や、ミューチカラの回収方法について考えます。
赤の女王から与えられたバンド・スナッチの使命は、より強く、より大きなミューチカラを手に入れる事です。

ドランは、プリンセスたちは、叩けば叩くほど伸びるタイプで、自分たちにとっても都合が良いと言います。
ベスも、何度も戦ってプリンセスたちが成長してきたのを見て、ドランに同意します。
ギータは、女の子からもっとミューチカラを奪う方法は、数をこなす以外にあるのか、と首をかしげます。
カリストは、視点を変えて、より効率的に女の子にミューチカラを生み出させる方法の研究を提案します。

ドランは、「そんな方法は一朝一夕に出てこないのでは」と難しい言葉を使うギータを撫でて褒めます。
ベスは、「まずは、標的をもっとをよく知る必要があるな」と言い、メンバーを見渡します。
そして、自分たちが『女装』をし、女の子たちと交流して理解を深める事を提案します。

ベスの発言を聞いたギータは、「ちょっと何言ってるか分からない」とばかりに、慌てます。
しかし、ドランやカリストが女装を肯定するのを聞いて、ベスは「善は急げ」と準備を始めました。

アリスピアに来た女の子は、化粧をして着飾り、ライブで歌って踊る事でミューチカラを生み出しています。

その源泉をたどる為、ベスは化粧台を、ドランは服を、カリストは女の子の立ち居振る舞いをまとめたレジュメを準備してきました。
ツッコミが追いつかないギータをよそに、ベス、ドラン、カリストは化粧台の前にワープします。

そして3人は、「女の子たちとの交流や、その生態調査の為に、女装は必要だ」とギータをふたたび諭します。
さらに、女の子の生の感情を知る為、記憶の操作による事後処理をなるべく避け、認識をいじる程度に済ませたいと話を進めていきます。

そして、3人は女装もとい、女の子への変身を始めます。

ギータの絶叫が響く中、ベスは口紅を引き、ドランはスカートを履き、カリストはカツラを着けます。
そうして、メイクをキメて、髪をなびかせた3人は、華麗に変身を完了するのでした。

「こんなものか」「悪くない」「うむ。いいだろう」と3人はお互いの女装姿を見せ合います。

ベスは、「やはり私が一番上手くやれているな」と得意げになります。
カリストは、ベスへ小さく笑うと、「見栄えを良くするのはもちろん大事だ。だがレディーたるもの内面にも気をつかうべきだと思ってな」と言います。
そして手を掲げると「強く、優しく、美しく。どうせやるならば、そうありたいものだな」と語ります。
ベスは、「お前に渡された資料は隅々まで読み込んでいるからな。ぐうの音も出ないほど完璧に演じてやる」と眼鏡を光らせます。

ギータは、「もーいい」と呆れ果てますが、ドランとベスによって、強制的に女装させられてしまいます。

女装を終えたギータは、「これが……オレ……?」と自分の顔を見てつぶやきます。
そして、しばらくの間、鏡の前でぼうっとしてしまいます。
他のメンバーからも女装を褒められたギータですが、街では別行動と聞いて、慌てます。

そうして、女装したバンド・スナッチは、全員で出撃するのでした。

ベスは、通りをモデルのように歩きながら、自分を見て色めき立つ女の子たちを観察していきます。

そして、ぶつかってきたドドメさんを介抱した後、かえでがスイーツのクッキングカーを出している事を聞くと、女の子に詳細をたずねます。

ドランは、公園で、少し触っただけで壊れてしまいそうな女の子たちとどう接すればいいのか、悩んでいました。
そして、「バンド・スナッチも、あの人も変わっちまったなあ」と物思いにふけった後、立ち上がります。
そのまま森の奥へ歩いていったドランは、ダンスを練習するみかんを見かけて、近づきます。

ギータは、オシャレした自分を悪くないと思ってしまう事に、「普段からマジメに働きすぎていて限界かもしれねえ」とつぶやきます。
そうして、同じようにマジメに働くベスの事を思っているうちに、いつの間にかみんなの注目を浴びてしまい、みらいから声をかけられます。

カリストは、レディーらしく、カフェのテラスでお茶を飲みながら、自分を見つめる女の子たちに手を振ります。

そして、聴こえてきたサックスの音色に惹かれて、広場で一人演奏する曽本さきの所までやってくると、さきへ近づきます。

ベスは、かえでのキッチンカーの所にたどり着くと、かえでを手伝っていたドドメさんと話した後、かえでにクレープを作ってもらいました。

クレープを食べたベスは、かえでが作ったクレープからもミューチカラが感じられる事に気づきます。
そして、「これをムダと切って捨てるには少々惜しいな。一考の余地があるだろう」とつぶやきます。

ドランは、みかんに声をかけると、「演舞なんだから受けがいてもいいんじゃない」と言い、一緒にダンスを踊る事にします。
みかんと呼吸を合わせて踊るドランは、「なかなかどうして。プリンセスほどじゃないが、いい感じ、いいじゃない!」と笑います。

そしてドランは、みかんと別れた後、「今日は何かと昔を思い出すなあ」と告げます。

ギータは、目を輝かせるみらいから、「お姉さんのお洋服すっごく素敵!」と言われますが、着飾っても外見が違うだけだと答えます。
しかし、みらいは、「オシャレすれば、わたしたちは何にだってなれるんだから。そう、きっとプリンセスにだって」と力説します。

みらいが行った後、ギータは、かつてのリップルの言葉を思い出し、「着飾る事でミューチカラを高めてる。ならバカにするもんでもねーかもな」とつぶやきます。

カリストは、演奏するさきが、「みんながなかなか足を止めてくれない」と悩んでいる事に気づきます。
そんなさきへ、カリストは「なら、立ち止まらせてみようか」と声をかけ、軽く自己紹介をします。

カリストは、戸惑い気味のさきへ「観客が必要なんだろう。集めてみよう」と告げると、「少々邪道だがこうやってさ」と歌い始めます。

響いて広がるカリストの独唱に、みんなが足を止めていきます。

さきは、カリストの意図に気づいて、自分もサックスを演奏し始めます。
やがてカリストの歌と、さきの演奏を聞きつけた他のメンバーも、楽器を持ち出して2人に加わります。

そうして広場の真ん中でバンド・スナッチとさきは、見事なセッションをします。
集まった女の子やアリスピアンたちは、セッションを一緒に楽しみます。
そして女の子たちから、ミューチカラが生み出されていくのでした。

セッションを終えたさきは、去っていくカリストたちに向かって、「また会えますか?」と問いかけます。
カリストは、少し間を空けて「そうだな。君のその輝きが、もっとも強くなった瞬間に」とほほえみます。

さきは、「約束ですよ。忘れませんからね」と笑うと、去っていくカリストたちを見送るのでした。

アジトに戻った後、カリストは、ベスから「騒ぎを起こすなとあれほど」と注意され、肩をすくめます。
ドラン、ギータ、ベスも楽しそうだったからセッションに加わったのだと気づいているカリストは、軽口を言います。
そうして得られた調査結果は、「歌やダンス以外の手段も排除すべきではない」というもので、メンバー内でおおむね一致していました。
カリストは、自分たちが、「少女たちを理解する」という当たり前の事すら困難になっていた事に気づき、感傷に笑います。

メンバーは、そんなカリストへ、「かつての自分たちがどうであっても、今は今だろ」と声をかけます。
表情を引きしめたカリストは、「さあ、使命を果たすぞ、バンド・スナッチ!」と叫ぶのでした。

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