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2025年10月22日水曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第18話「受け継がれる居場所」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
リップルは、大好きなアリスピアを守るため、新たな歌で自分を奮い立たせます。

ある日の夕方、お家の台所に立つみなもは、遅くなる母親のようこの代わりにご飯を作ろうとしていました。

弟のりくの大好物であるお姉ちゃんスペシャルのオムライスは、オムライスが好きなみなもにとっても好きな食べ物です。
そうして材料を並べていると、父親の誠志郎がみなもの所にやってきて「いつもすまないな」とみなもへ謝ります。
みなもは、前にようこに謝られた時とは異なり、くもった顔はせずに、誠志郎へ朝早かった分ゆっくり休むように伝えます。

誠志郎は、「今からでも代わろうか」と申し出ますが、みなもは、「わたしのお仕事を取っちゃダメー」とむくれてみせます。
みなもの思わぬ強さに驚く誠志郎へ、みなもは、「お料理が好きだし、楽しいからやっているだけだよ」と笑って、誠志郎をぐいぐい押して台所から追い出します。

その後みなもは、並んだ食材を前に「さて、やっつけちゃいますか!」と言うと、みんなのためにご飯作りのお仕事に取りかかります。
鼻歌交じりに食材を切って、炒めて、ケチャップをかけて、そうして手際よくオムライスを完成させると、食卓に並べます。

みなもは、「りっくん、ご飯だよー」と呼びますが、りくがソファーに座り続けているのを見て、ふくれて注意しにいきます。

しかしみなもは、りくがタブレットでアリスピアchにあるリップルの動画を見ているのに気づいて、「うぇええ」と声を上げます。
みなもは、アリスピアchの動画は女の子でなくても見られることに気づき、顔を赤らめ続けます。
さらにみなもは、りくが「かっこいいー! この水色っぽい人が一番好き!」と言うのを聞いて、いよいよせき込み、うろたえます。

結局ちょっと強引にりくからタブレットを取り上げて「ご飯冷めちゃうから…ね」と笑った所に、ようこが帰ってきました。

動画の件をごまかすように洗面所に行ったみなもは、タブレットでえなとろなの動画が再生されているのを見て、「あの子たちだ!」と喜びます。

そんなみなもに、ようこが後ろから声をかけてきました。

ようこは、みなもが見ている動画に気づき、「この動画の場所、もしかしてアリスピア?」とほほえみます。
みなもは「お母さん、知ってるの?」と驚きますが、ようこは「そりゃそうでしょ。お母さんも子供の頃通ってたんだし」と笑います。

そうして、みなもとようこは、えなとろなの動画を一緒に見ます。

ようこは、「みなもに娘ができたら、きっとその子もアリスピアで素敵な日々を過ごす事になるんだなあ」と語り、みなもへほほえみます。
そして「うちの男衆にはナイショにしておくわ。女の子だけの大切な秘密だものね」といたずらっぽく笑います。

その頃アジトでは、ドランやギータが、残り一人となったリップルのパワーアップについて話していました。
そんな時、プリンセスの動画を見ていたカリストは、ベスから「気になるようだな。とりわけ、あのリップルが」と声をかけられます。
リップル、みなもに興味を持つカリストは、ベスやドランの言葉を受け、今回は自分が出撃する事に決めるのでした。

ご飯の後、お風呂から上がったみなもは、ようこがアリスピアに行っていた頃のお話を聞きます。
今はアリスピアchのエントランスの動画を再生すれば、アリスピアに行けますが、昔は違う方法でした。
地域によって異なっていましたが、ようこの場合は、町内の空き家『お化け屋敷』のドアからアリスピアに行っていました。
ようこは、立入禁止になった『お化け屋敷』に立てこもって七日間にわたる戦いを繰り広げた事を語ろうとしますが、みなもは遠慮します。

ようこは、遠い目で「お母さんたちも必死だったのよ。家とも学校とも違う、自分たちだけの居場所だから」と告げます。
そして「嬉しい時も悲しい時も、アリスピアはいつもそこにあった。変わらずに女の子たちを受け入れてくれた。だったら守りたくもなるでしょ」と笑います。

ようこの思い出話を聞いたみなもは、ますますアリスピアへの『好き』の気持ちに溢れます。
みなもたちがプリンセスとして大好きなアリスピアを守っているのと同じように、ようこたちも大好きなアリスピアを守っていたのでした。

その後、ようこの『好き』を感じて嬉しくなったみなもは、ようこにナイショで寝る前にアリスピアに来てしまっていました。

地平近くがオレンジ色の暗い空の下、みなもは街の光を見て、「やっぱりわたし、アリスピアが大好き。この世界も、ここで生きている人も、全部」と笑います。
みなもがようこから受け継いだ居場所を思っていると、そこに「僕も好きだよ」とカリストが背後から声をかけてきました。
みなもは、慌てて歌のカケラを出しますが、周りにはミューチカラを奪われた女の子もジャマオックもいません。

みなもにウインクしたカリストは、みなもへ話をしたいと告げ、「君はとても興味深い不思議な存在だ」と告げます。
カリストは、みなもの事を「一見ひかえめなようで、実際には常にプリンセスの中心にいる」と表現します。
さらに「君たちが何かを選択する時、最終的な決断すら、君はみんなから委ねられているように思える」と続けます。

カリストは、自信なさげに否定するみなもへ「あるんだよ。君の言葉は、人をその気にさせる力がある。そっと背中を押して勇気を与える力が」と言います。
みなもは、前になつが同じことを言っていたのを、頬を染めながら思い出します。
そしてカリストは、みなもの前で、自分の気づきを語っていきます。

「誰かを応援する君のその性質は、他人のミューチカラすら高める」
「ミューチカラは感情のエネルギーだ。気分が高揚すればミューチカラもまた高まる」
「君が何気なく他人に送る声援は、そんな奇跡を引き起こしているんだ」

みなもは、水面に映った自分の姿を見つめながら、「人のミューチカラを高める」という事の意味を考えるのでした。

その後カリストは、みなもへ「率直に言おう。君が欲しい。僕のものにならないか」とポーズを決めてたずねます。

そして、「な、なんだってー!」とばかりに赤面するみなもの傍にワープして、みなもを引き寄せると、「みなも」とささやきかけます。

みなもは、ほほえむカリストに迫られ、声にならないほど慌てます。

しかし、「君が周囲の人間たちを応援してくれれば、僕たちは今までよりもっと多くのミューチカラを回収する事ができる」という言葉を聞いて、カリストを両手で突き放します。

みなもは、歯を見せて笑うカリストに対して、「あなたたちは女の子たちからミューチカラを奪う事しか考えてないんですか?」と問いかけます。
カリストは、表情を消してみなもを見つめた後、「残念ながら、そうだ。僕たちにはもはやそれしかない」と目を伏せます。
みなもは、歌のカケラを持つ手に力を込め、「許せない。ちょっとでも話が通じる相手だと思ったわたしがバカでした!」と身勝手なカリストへ怒ります。

水鏡に2人の姿が映る中、カリストは、「交渉決裂か……」と告げるとワープし、ジャマオックを呼び出します。
みなもは、「わたしのことを決められるのはわたしだけ。あなたに従う気なんてありません!」と叫ぶと、プリンセス・リップルへ変身します。

変身したリップルは、「アリスピアを守るのはプリンセスのお仕事」とばかりに、ナイト、ビショップ、ポーンをパンチやキックで手際よくやっつけていきます。

そして、背後にワープしてきたカリストにパンチを打ち込むと、カリストとにらみ合います。
しかしカリストに腕を引かれたリップルは、そのままバランスを崩して下側の段に滑り落ちてしまいました。
カリストは、何とか勢いを止めたリップルの周りにルークたちを呼び出し、逃げられないようにバリアでリップルを閉じ込めます。

リップルは、バリア内にワープしてきたカリストへ、「逃げるつもりなんてないです。だってわたしは、プリンセスだから」と言います。
そして「アリスピアは、女の子たちの大事な居場所なんです。プリンセスなら、それを守らなきゃならないじゃないですか」と続けます。
カリストは、「そうは言うがなリップル。君1人で、僕に勝てると思うのかい」と告げます。

リップルは、目を閉じ、大好きなアリスピアでみんなと過ごした時間、みんなとの思い出を振り返ります。
そして「だったらもっと強くなればいいんです。あなたたちからみんなを守れるくらいに!」と叫ぶと、歌を生まれ変わらせ、体を輝かせます。

緊張の表情を浮かべるカリストは、リップルの姿がかき消えた瞬間、リップルが上空からパンチしてくるのを見ます。
リップルは、カリストへパンチを打ち込むと、投げ飛ばされるのに構わず、連続でパンチやキックを繰り出します。
途中、リングのゴムロープのようにバリアに弾かれ、カリストにいなされながらも、リップルは一生懸命戦います。

やがてカリストは、手を掲げ、「それだ。他人を、そして自分すら奮い立たせるその歌。その力がほしい」と拳を握ります。

リップルは、「女の子から一度断られたら諦めなさーい!」と叫ぶと、必殺技を解き放ちます。

迫りくる水のかたまりに、カリストは「やれやれ、フラれたかな」と撤退していきます。
そして、必殺技がバリアに当たったことで、バリアを維持していたルークたちも消滅していきます。
リップルは、カリストが本気でなかった事に気づきつつ、「もっと強くなって、わたしたちがアリスピアを守らないと」と告げます。

リップルは、「みんなを守れるプリンセスになりたい」「強くなりたい」という想いで新たな力を目覚めさせ、カリストを撤退させました。
リップルは、プリンセスとして、誇りと覚悟を胸に「頑張るなっちやみんなを応援したい、守りたい」という決意を果たしていくのでした。

アジトに戻ったカリストは、ベスから「遊びすぎだ。あれでは茶番だぞ」と注意され、「言うなよ」と笑います。
カリストは、「やはりプリンセスたちの『進化』は止まらない」と告げます。
そして、ジャマオックではなく、自分たちが直接ミューチカラをプリンセスから奪わなければならないと続けます。

赤の女王は、カリストからバンド・スナッチ活動再開の許可を求められ、「愛しきそなたたちの『可能性』。わらわの前に示してみせよ」と答えます。
そうして、ドラン、ギータ、ベス、カリストは、バンド・スナッチ活動再開の為のリ・ハーサルを開始するのでした。

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