【ブログの使い方】 横のリンクやラベルからそれぞれのおさらいページに行けます。 勇気と元気が詰まったプリンセスたちの冒険を読み返していただければ、と思います。(毎週土曜日21:30更新の予定です)

2025年10月26日日曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第22話「わたしのいちばんしたいこと」 おさらいレビュー】

♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡

【おはなしのあらすじ】
みなもは、バンド・スナッチに負けた後、なつから元気と勇気、前に進む力をもらって立ち直ります。

アリスピアでのなつの路上じゃない単独ライブが決定し、沸き立つみなもたち。

池のほとりに集まったみなも、かがり、ながせ、ナビーユは、なつをお祝いし、なつも「ありがとー」と照れ笑いを浮かべます。
かがりは、「これまでの努力の成果が実ったわね。素晴らしいじゃない」とほほえみ、ながせやナビーユも集客に協力するとテンションを上げます。

みなもは「何だかわたしも今からドキドキしてきた」と目を輝かせます。
しかしなつは、真剣な目で「今回はさ。ちょっと本気なんだ。アタシのライブで元気をあげたい人たちがいるから」と告げるのでした。

その頃アジトでは、リ・ハーサルを終えたベス、ギータ、ドラン、カリストが集まっていました。
そしてカリストが「行こうか、バンド・スナッチ!」と号令をかけます。

その後色々あって、みなもは、「ぜひほしい!」と2回も言ったこともあり、新しいなつのサインを『みんなとの思い出帳』に書いてもらいます。
喜んだみなもですが、「価値が出すぎてなっちがわたしの手の届かない人になっちゃったらどうしようかな…」と眉を下げます。
なつは、勉強会の時のように頬を揉んでみなもをフォローすると、「心配しないで。アタシはいつだってみなもの手の届く所にいるよ」と笑います。

なつがライブの練習の為に去っていった後、みなもはスライムのように机に倒れ、「最近『なっちニウム』が不足してるよ〜」と言います。
さらに、「みなもは本当になつが大好きだ」と笑うかがりとながせへ「なっちは小さい頃からずーっとわたしが一番に応援したい人だもん!」と告げます。

そんな時、ナビーユはジャマオックの反応を感じ取りますが、反応はすぐに消えてしまいました。
かがりは、あごに指をそえながら、「いいえ。誘っているんでしょうね。自分はここだって」と表情を固くします。

そうして反応を追ってたどり着いたのは、この前ミーティアとベスが戦った廃坑でした。
バンドスナッチの姿を探したながせは、岩の上に、ベス、ギータ、ドランが集合している事に驚きます。
やがてトンネルの向こうから、カリストが歩いてきました。
カリストは、メンバーと共に「ようこそプリンセス。我らバンド・スナッチが素敵な時間を約束しよう」と告げます。

ナビーユのかけ声に合わせて、みなも、かがり、ながせは変身します。

同じ頃アジトで、赤の女王は、バンド・スナッチとプリンセスの対バンを見守りながら「どちらなのだ。選ばれるべきは」とつぶやいていました。
そして、「アリスピアは強き者が統べなければならぬ。誰よりも何よりも大きな力を持つ者が」と告げ、エネルギーを握りつぶします。

変身したプリンセスたちはリップルの歌で戦おうとします。

しかしドランが、「悪いが今日は俺たちのステージだ!」とドラムで激しいビートを刻み、他の仲間を強化します。
そして強化されたカリストがプリンセスたちへ音波を放ち、プリンセスたちの歌をかき消してしまいました。

バンド・スナッチに対抗するため、ジールはみかんの、ミーティアはあいこの、リップルはまなびの歌のカケラを使用します。

そうして、バンド・スナッチとプリンセスの対バンが始まりました。

ジールは、強烈な格闘技をギータに繰り出しますが、ギターから放たれる音のバリアに阻まれてしまいます。
ミーティアは、サイリウムでベスの光の弾を撃ち落としますが、サイリウムを手持ちで使わなければならないほどの物量に圧倒されます。
リップルは、補助アームをカリストに伸ばしますが、カリストが放った音波によって一瞬で消滅させられてしまいます。

崖の上から戦いを見ていたナビーユは、バンド・スナッチのメンバーがあきらかに前よりも手強くなっている事に気づきます。

そしてナビーユは、ドランがドラムのビートによって他のメンバーの力を増幅しているのだと察します。

ナビーユは、リップルの必殺技もあっさり破られたのを見て、プリンセスたちへ、「3人のミューチカラを束ねてぶつけるんだ。もうそれしかない!」と叫びます。

うなずいたプリンセスたちは、合体必殺技「プリンセッション・オーラ・アンサンブル」を放ちます。
しかし、バンド・スナッチは止まりません。

「ノッてきたなぁ!」
「思う存分聞くがいい!」
「さあ、ここからが!」
「クライマックスだ!」

使命を果たそうとする4人は、楽器をかき鳴らし、完璧な旋律を轟かせます。
そして、無敵のミューチカラを奏で紡いでいきます。

「勝利を我らの手に!! Hi!!」

バンド・スナッチは、全員の力を束ね、赤い光として撃ち出します。
プリンセスの合体必殺技と、バンド・スナッチの必殺技がぶつかり合います。

やがてバンド・スナッチの必殺技が、プリンセスたちの必殺技を押し返し、プリンセスたちをのみ込んでしまいました。

地面に倒れたプリンセスたちを見て、ギータは、「その程度かよ! お前らの歌は!」とあおります。
ベスは、「今までお前たちが勝ってこれたのは、我々が単独で戦っていたからに過ぎん」と言います。
そうしてカリストは、ボロボロのプリンセスたちが立ち上がろうとするのを見て、プリンセスたちのミューチカラを奪おうとします。
しかし、カリスト以外のメンバーの楽器が不調でスパークを放ち始めます。

ドランは、プリンセスたちの歌声を完全に抑え切れなかった事に気づきます。
カリストは、顔を向けず、強い声でメンバーにいったん退く事を指示します。
不承不承ながら他のメンバーも引いていき、戦いは何とか仕切り直しになったものの、変身が解けたプリンセスたちは倒れてしまいました。
その後、地面にうつぶせたみなもは、「負けた…わたしたち、負けちゃった…」とつぶやきます。

一度プリンセス部屋に戻ったプリンセスたちでしたが、その表情は浮きません。
プリンセスたちは、これまで強くなってきましたが、本気のバンド・スナッチはそれ以上の強さでした。
みんなを元気づけようとするナビーユの言葉もあり、一同は、「しっかり休息を取ろう。そうしなければ勝てるものも勝てない」と解散します。

アリスピアのポータルで座り込んでいたなつは、ふいに、みなもから「なっち…?」と声をかけられました。
なつは、慌てて立ち上がって「大丈夫? また戦いがあったらしくて」と心配している事を伝えますが、みなもは「大丈夫。なんともないよ」と力なく笑います。
みなもは、「みんなもだいじょぶじょぶだよ」と言うと、「疲れちゃったから今日は帰るね…」となつを置いて行ってしまうのでした。

アジトに戻ったギータとベスは、楽器をチューニングしながら、勝てそうだったのに撤退した事について話します。
ドランは、「もはやお嬢ちゃんたちは死に体だよ。あいつらの心が今まで折れなかったのは最終的に勝ち続けていたからだ」と告げます。
そして、「だが、今回で嫌ってほど敗北の味を知ったよなぁ。次に俺たちと戦う時、果たしてまともに立ち向かって来れるかねえ」と笑います。
カリストは、飴玉を口に入れながら、「いずれにしろ、これまでだ。チューニングを済ませろ。次で終わらせる」と頭上の赤い光を見上げます。

翌日、なつは、みなもの家に行き、みなもへ元気よく挨拶してみますが、みなもはどこかテンション低めです。
また、学校でアリスピアの話題を振ってもみなもは話題をそらしてしまうし、ながせもアリスピアの話をしません。
夕方、家に帰った後、ながせはベットであおむけになり、かがりは書き物をしており、みなもは本を読んでいました。
誰もアリスピアに行かない状況の中、なつが、強引にみなもの家を訪ねてきました。

みなもは、なつと並んでベッドに座った後、なつへ「今日はちょっとテンション低くて」と言いますが、なつは「それはプリンセスの事で?」と告げます。

驚くみなもへ、なつは「私、知ってたよ。みなもがリップルだって」と答えます。
なつは、仕草でみなもがリップルだと気づきつつも、みなもが秘密を打ち明けてくれるまで待っていたのでした。
しかし、今のみなもが見ていられなくなって、自分から話したのだと言います。

なつから告白されたみなもは、「そっか。そうか…」と視線をうつむかせます。
そして、なつから「なにかあったんだね」とたずねられ、肩を震わせた後、涙をこぼします。

「どうしよう…なっち。負けちゃった…負けちゃったんだよ」
「プリンセスはみんなを守らなきゃいけないのに…!」

みなもは、バンド・スナッチに負けて、大きな心の傷を受けてしまいました。
いちばん応援したかった、守りたかったなつに、自分が応援できない事、守れない事を言って、泣いてしまいました。

みなもが吐露した思いを聞いて、なつも、顔をゆがめて、うつむきかけます。

しかしなつは、すぐに顔を上げると、
かつて自分にダメじゃない・ずっと応援すると言ってくれたみなもに、
自分とみんなを守れない辛さで泣くみなもに、
言葉と温もりで、元気と勇気、前に進む力を与えていきます。

「そっか。じゃあさ。アリスピア、もうほっといちゃおっか!」
「泣くほど辛かったんでしょ。なら、もういいよ」
「あの怪物もアリスピアにしか出てこないんだろうし」
「あっち行かなければ、嫌な思いをする事はないって」
「なーに言ってんの。大丈夫。現実にだって楽しい事はいっぱいあるじゃん」
「だから…ならなくていいよ。プリンセスになんて」

なつは、そう言って、みなもを抱きしめます。
そして「昔から人の事を考え過ぎだぞ、みなも。もっと自分を第一に考えていいんだよ」と告げます。
みなもは、涙を溢れさせます。

「みんなを守れるプリンセスになりたい」、「強くなりたい」と思って、失敗して、なっちを心配させてもダメじゃない。
そして、「頑張るなっちやみんなを応援したい、守りたい」と決意したのに、それができなくてもダメじゃない。
アリスピアをもう放っておいていいし、プリンセスになんてならなくてもいい。

なつの言葉と温もりを受け取ったみなもは、自分のいちばんしたいことを、なつに教えていきます。

「みんなを応援したい。ずっと楽しい事をやり続けられるように
「みんなの頑張る姿をわたしは見ていたいから」
「アリスピアで起こる辛い事、悲しい事の全部からみんなを守ってあげたい」
「大好きな人たちの笑顔が見られなくなるのは、もっと怖いから!」

涙を払ったみなもは、なつやみんなとのふれ合いによって生まれた、自分がやりたい事への想いを強くします。

また、同じようにかがりも、はやてたちとのふれ合いを思い出し、「もう一度アリスピアで自由に羽ばたく為に」と、自分がやりたい事への想いを強くしていました。
ながせも、まいあいこたちとのふれ合いを思い出し、「何が正しいかは答えられなくても、好きな事を好きなだけやる為に」と、自分がやりたい事への想いを強くしていました。

明るくなった部屋で、みなもは、なつへ「みんながやりたい事をできるようにするための力。きっとそれが『プリンセス』なんだ」と告げます。
そして「そのみんなには、わたしも入ってる。だからわたしはこの力を手放さない。やりたい事を譲らない。守る事を諦めない!」と強く言います。

より強くなったみなもの覚悟を聞いたなつは、かつてみなもが自分の覚悟を試した時と同じように、「そっか。うん。そう言うと思ってた」と笑います。
なつは、辛そうだった状態から、いつものみなもに戻った事を感じて、「世話の焼ける妹なんだから」とみなもの頭を撫でます。
みなもは、「わたしが笑顔になれる一番の方法は『なっちニウム』の摂取だったんだね」と告げます。
そして「なっちの声を聞くと、元気と勇気が、前に進む力が湧いてくるんだよ!」と表情を輝かせます。

すると、みなものスマホが鳴り、アリスピアからの緊急連絡が届きました。
みなもは、なつへ「だいじょぶじょぶ! なっちニウムで満たされた今のわたしは無敵だよ!」と『Vサイン』を作ります。
なつも、「そっか。じゃ、ぶちかましてこい!」とVサインで返し、みなもをアリスピアへ送り出します。

みなもに応援され、守られてきたなつは、いま、かつてみなもがそうしてくれたように、みなもを応援し、守る事ができました。
みなもとなつは、お互いに足掻き、もがきながらも、応援し合い、自分がやりたい事、夢に向かって、一生懸命頑張っていきます。

アリスピアのポータルに着いたみなもは、待っていたかがりやながせとうなずき合うと、「行こう!」と強く言います。
こうして、みなも、かがり、ながせは、アリスピアのプリンセスとしての覚悟を強くして、立ち直りました。
プリンセスたちは、自分やみんながやりたい事をできるようにする為に、負けずに、逃げずに、諦めずに、迷わずに信じて進んでいくのでした。

♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡♥♡