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2025年11月15日土曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第30話「私は何をしているの」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
シンシアは、ながせの友だちであるまいんのミューチカラを奪った後、まいんを救います。

学校の教室で、すみれはカバンから教科書を出していました。
すると、目の前にかがりが現れ、「風花先輩、少しお話があります。お時間よろしいでしょうか?」と固い声でたずねてきました。
すみれは、かがりへ「ええ。場所を変えましょうか」と笑うのでした。

階段の踊り場になつ、かがり、みなも、ながせ、すみれは集まっていました。
なつは、階段の下側の踊り場で、腕組みしながら辺りを見張っています。

かがりは、すみれへ「風花先輩が“花の騎士シンシア”。正直、今でも何かの間違いじゃないかって思いたいです。夢だったらいいな、とも」と切り出します。
すみれは、「間違いなく現実ですよ。識辺さん。いえ、プリンセス・ジール」と告げます。

かがりは、すみれへ「自分たちがプリンセスであると、いつから知っていたのか」とたずねます。
すみれは、「最初からです」と告げた後、かがり、みなも、ながせを順番に指差し、3人がプリンセスとして覚醒した頃から知っていると続けます。

かがりたちは、すみれがプリンセスの正体をずっと前から知っていた事に、息を呑みます。

みなもが、すみれの妹・りりについてたずねると、すみれは「5年生になります。もっとおだやかな形で紹介したかったですけどね」と笑います。
両拳を握ったみなもは、「2人とも本当は望んじゃあいないんですよね。誰か悪い人に仕方なくやらされてるんですよね?」と問いかけます。

しかしすみれは、「まだ、そんな事を言っているんですか?」と薄く笑った後、完全に自分たちの意思であるとはっきり述べます。
そして「誰に言われたからでもない。私たちが決めた覚悟。これからも私たちはミューチカラを奪っていくでしょう」と続けます。

みなもは、すみれへ「あの時、ジャマオックに襲われそうだった女の子を助けた風花先輩を、わたしはスゴいと思いました」と語りかけ、目を伏せます。
そして「あれは嘘だったんですか! 風花先輩がなりたかった自分って、こういうの、だったんですか?」と詰め寄ります。
みなもは、胸の前で拳を握った後、「もしそうなんだとしたら、風花先輩。わたしはあなたを軽蔑します!」とすみれへ気持ちをぶつけます。

かがりとながせは、普段のみなもらしからぬ強い言葉に驚き、なつは、黙ってみなもとすみれを見上げます。

『そんなひどい現実から、頑張る人たちを守りたい』
『だから、やらなきゃいけないんだ! 他の誰でもないこのわたしが!』

かつてみなもは、「なっちやみんなの想いの結晶であるミューチカラを奪わせない」と啖呵を切り、自分なりの覚悟を決めてプリンセスに変身しました。
そうしてこれまでみんなを守ってきたからこそ、みなもは、「覚悟を決めて、ミューチカラを奪っていく」と告げたすみれへ強い言葉を投げかけたのでした。

ひとしきり沈黙が続いた後、すみれは、「ごめんなさいね。空野さん」と表情を緩めます。
そして、「あなたは私に何かを期待していたのかもしれないけれど、私はそれに応えてあげられないんです」と続けます。
そこで予鈴が鳴り響いたことで、すみれは「早く戻らないと、先生に怒られてしまいますよ」と去っていきます。
みなもは唇を引き結んで、かがりは無言で、すみれを見送るのでした。

すみれににべもなくあしらわれてしまった後、みなもたちは、校舎の外でお弁当を広げていました。
ながせは、「ダーメだありゃ。とりつく島もないって感じっすね」と、ウインナーにフォークを差します。

なつは、みなもを気にしながら「知ってる人と敵対しないとならないってのはしんどいなあ」とつぶやき、みなもは「うぐぅ…ッッッ!!」とお弁当に突っ伏します。
なつは、あやすように「辛いよね、しんどいよね、胸が張りさけそうだよねー」とみなもの背中を撫でた後、「ヨシヨシ。みなもは頑張った――」と言いかけます。
しかしみなもは、「それはそうだけど、勢いですっごいひどいこと言っちゃったー。『けーべつします!』だなんて。らあ〜〜〜〜〜〜〜っ!!」と頭を抱えます。

一同は、「知っている人と敵対しなくてはならない」という大枠の部分ではなく、憧れていた人へひどい事を言ってしまった所で落ち込んでいるみなもにズッコけます。

ズッコケから立ち直ったながせは、自分も落ち込んでしまう気持ちは同じだと言い、バンド・スナッチとすみれの振る舞いを比較します。
そして分かりやすく“悪いやつ!”という感じで気楽に敵対できたバンド・スナッチに比べると、すみれは今でも優しそうに見えるため、敵対しにくいと言います。

かがりは、「だとしても絶対に止めなければならないわ。私たちプリンセスが」と言います。
しかし、かがりは、みんなにそう言った後、「そうでも思わなければ、私たちはきっとあの人と戦えない」と心の中でつぶやきます。

かつて、かがりたちは『みんなを悲しませる事は絶対に止めなくてはならない』『プリンセスという存在があるのは、きっとそのためだ』と告げました。

あの時かがりたちは、自分たちなりの正しさで行動するバンド・スナッチと戦った後、自分たちの信じる正しさを一緒に確かめ合いました。
その時はブレなかった信念であり、そう信じて、かがりたちはバンド・スナッチ赤の女王を乗り越えました。
しかし今は、そうでも思わなければ、自分たちは戦えなくなっているのだと感じて、かがりは落ち込んだのでした。

もやもやが止まらないながせは、梅干しの種をのみ込みながら、「パーッとやりたいっすよね。でもってドーンと!」と言います。

そんなながせの足元に突然現れたのは、マー坊こと、ながせのクラスメイトの女の子、諸星まいんでした。
まいんは、ながせの自己紹介を受けた後、ながせを詰めさせてイスへ座ると、懐から花火の試作品を取り出します。

家が花火職人であるまいんは、「でっかい花火大会で打ち上げるような花火をいつか作りたい」と試作品に頬ずりしながら、将来の夢を語ります。

その後、まいんが試作品Mk-82を落としかけるハプニングがありましたが、持ってきていた試作品Mk-82は見本用のため、事なきを得ました。

本物を打ち上げたいまいんは、「アリスピアでなら打ち上げられる」というながせのアイデアを聞いて、「それだー!」と叫びます。
そして「アリスピアなら夢が叶うんでしょ。花火職人を目指す乙女『カッコ私』の夢! 打ち上げ花火をアリスピアで……!」と両手を組み合わせます。

さらにまいんは、「学校が終わったら一緒に自作花火をドーン!しよう」とながせへ迫ります。

かがりは、まいんへ「学校終わってから、って向こうでもまだ明るいんじゃない?」とたずねます。
まいんは、「音と色、煙を楽しむ“昼花火”なら大丈夫だ」と言って、ながせたちの参加の返事を聞かずに去っていきます。
あきれるながせへ、かがりは「いいじゃないの。みんなで行きましょ」と笑います。
なつも「気分転換にいいんじゃない」と告げ、みなもも「もやもやしてるより、ドーン!ってね」と笑います。

そうしてまいんの自作花火の打ち上げに、みんなで「ドーン!」と行くことに決めたながせは、教室でまいんへ話しかけます。

ながせは、まいも打ち上げに誘いますが、まいは「今日は田中一族の定例会合があるから…ムリかも…」と眉を下げます。
アンニュイな表情を浮かべるまいへ、ながせは「花火の下の田中さん。めちゃばえると思うんだけどな」と語り、まいを口説きます。
結局そろそろ授業が始まりそうということもあり、まいんとながせは、「定例会終わったらぜひ」「田中一族によろしく」とまいへ告げるのでした。

放課後、アリスピアを訪れたまいんは、たくさんのアンテナが立てられた建物『葉加瀬大迫力研究所』を訪れていました。
ドアの前に立ったまいんは、「月見で一杯」と合言葉を告げますが、言っている間に扉は開きました。

まいんはなんやかんやで、中で待っていたまなびから、製作をお願いしていた花火の点火器を受け取ります。
その後、まいんは、まなびも打ち上げへ誘います。
打ち上げになつも来ると聞いたまなびは、眼鏡を吹き飛ばすほど興奮しますが、「この後も自分を訪ねてくる子がいそう」ということで、行くのをガマンします。
そしてまなびは、点火器のお礼を気にするまいんへ「君たちが満足してくれたら、それが何よりの対価だからな」と告げて、キメます。

『みんながより楽しくアリスピアのひと時を過ごせるように手助けをしたいんだ』
『それが、自分のためになり、みんなのためになり、アリスピアのためにもなると信じている』

まなびは、かつてみなもたちへ説明したように、自分の発明でみんなを手助けすることで、アリスピアで表現したい“自分”を表現します。
そうしてまなびは、みなもたちが「まなびみたいな人たちが、きっとアリスピアを元気にしていくのだろう」と感じたように、確固たる誇りと信念を持って活動していくのでした。

まなびと話した後に研究所を出たまいんは、2人の女の子、えなとろなが訪ねてきて、扉の前で長々と合言葉を述べるのを見ます。
まいんは、途中で扉が開いても合言葉を言い続けるえなとろなに、「入る気あんのかなあの子たち…」とツッコむのでした。

その後、同じくアリスピアを訪れていたすみれは、ミューチカラを湧き出させながら走るまいんを見つけます。

かつてバンド・スナッチとプリンセスが戦った廃坑で、まいんは、点火器に花火をセットしていました。
以前とは異なり、廃坑には、花型や星型の光が浮かんでいます。

すみれは、トンネルの中でまいんの様子をうかがいながら、「大きなミューチカラ。今にも弾け飛んでしまいそう」とつぶやきます。
行動を起こそうとするすみれは、みなもの『風花先輩がなりたかった自分って、こういうの、だったんですか?』という言葉を思い出します。
すみれは、うつむいた後、「何と言われようと、私は“風花すみれ”。風花りりの姉なのだから」と告げます。
そしてすみれは、花の騎士シンシアに変身します。

打ち上げ準備を続けるまいんは、「プログラム組んだ通りにきちんと上がる瞬間がいっちばん楽しい瞬間なんだよね」と笑います。
シンシアは、そこにジャマオックと共に現れ、まいんへ迫ります。

その頃、かがり、なつ、みなも、ながせ、ナビーユは、アリスピアの通りを打ち上げ場所に向かって歩いていました。
かがりは、お夕飯のお使いで遅れたことを謝りつつ、お夕飯のメニューである“豚肉と野菜のごった煮甘酢あんかけちゃんこ鍋シチュー”について触れます。
そうして一同が識辺家に伝わる由緒正しい家庭の味について話しかけたところで、ナビーユのジャマオックレーダーに反応がありました。
嫌な予感を感じたみなもたちは駆け出し、なつは「気をつけてー!」とこの前よりも元気よく、みんなを見送ります。

そうしてみなもたちが打ち上げの現地に行ってみると、すでにまいんはミューチカラを取られた後でした。
やがてビショップの中の1体が、まいんのミューチカラを吸い取って、成体になります。
ながせは、ジャマオックの前に立つシンシアへ、「それはさ。絶対にやっちゃいけないやつですよ!」とベスへ告げた事も踏まえて、叫びます。
そして、ながせ、みなも、かがりは変身します。

変身したプリンセスたちは、まいんを助ける為に一気に駆け出します。

ミーティアは、一番乗りでシンシアにキックを放った後、格闘戦を仕掛けて、シンシアを引きつけます。
リップルは、その間にまいんを抱きかかえて、ナビーユの所へまいんを運びます。
ジールは、ビショップの光の玉をかわしつつ、戦いに戻ったリップルと一緒にビショップを倒します。

シンシアは、連続で繰り出されるミーティアのキックやパンチを避けながら、「私の邪魔をしないでください。早くしなければ!」と剣を振ります。
ミーティアは、「あたし、いつにも増して怒ってるんですからね!」と告げると、あいこの歌のカケラを使用し、サイリウムを手持ちします。
そして、サイリウムから光の刀身を伸ばすと、「大事な友だちのキラキラをよくも!」と両手握りで構えます。
ミーティアは、「私には関係のない話でしょ!」と叫ぶシンシアへ、「だったら関係させてやる。いま!」とサイリウムを振ります。

ミーティアとシンシアは、お互いに目にも止まらぬ連続斬りを繰り出し、刀身をぶつけ合います。
シンシアは、ミーティアの突きをかわした後、二段攻撃でミーティアの手からサイリウムを弾き飛ばします。
ミーティアは、「おかわり!」とすぐに新しいサイリウムを呼び出すと、シンシアの突きに振り下ろしで対抗します。

一方、ジャマオックを蹴散らすジールとリップルは、残った成体のビショップの懐へ飛び込もうとしていました。
するとビショップは、杖から打ち上げた火の玉を空で爆発させ、小さな火の玉を2人へ降り注がせます。
慌てて逃げ惑う2人ですが、かわし切れずに火の玉を受けてしまい、熱さに翻弄されます。
また2人に気を取られたミーティアも、シンシアのタックルを受けて、吹き飛ばされてしまいます。

やがてふたたび打ち上げられた火の玉は、まいんとナビーユにも襲いかかります。
ミーティアは「やば!」と2人の元へ走りますが、それよりも早くシンシアが駆けつけ、まいんとナビーユをかばいます。
マントを広げ、火の玉を体で防ぎながら2人を助けるシンシアを見て、プリンセスたちは目を見開きます。
2人を救ったシンシアは、スパークを散らしながら、「怪我は…ないみたいですね。その子も、あなたも」と告げ、まいんとナビーユの無事を確認します。

シンシアは、ダメージを受けつつも「まだ、決着はついていませんよ」と告げ、プリンセスたちの方へ歩き出します。
そして「私は、立ち止まるわけにはいかないんです!」とビショップをバックに剣を構えます。
ミーティアは、「そんなの、あたしもおんなじです。だからとっとと片付ける!」とシンシアたちを指差します。
まいんのキラキラを取り戻すため、ミーティアは、ジャマオックに向けて必殺技を解き放ちます。

「あたしのキラキラ! あなたに届け!」

ミーティアの必殺技を受けたビショップが消滅し、奪われていたまいんのミューチカラが戻ります。
そしてプリンセスたちは、まいんの歌のカケラを手に入れます。

シンシアは、上空にワープした後、プリンセスたちの様子をながめていました。
そして、まいんのミューチカラを奪った後でまいんを救った自分の行動を振り返ります。
シンシアは、「ジャマオックは倒され、不必要なダメージも受けて、私は何をしているの?」とつぶやき、去っていくのでした。

すべてが終わった後、ながせは、「パイセンたち、見ましたよね」と、かがりとみなもへ話しかけます。
かがりは、「ええ。シンシアが諸星さんとナビーユを守ってた」と告げます。
ながせは、頭を抱えた後、「どういうことなんですかー。ほんと分かんないですよ。やってる事ブレブレじゃーん!」と叫びます。

みなもは、「わたしたち、まだ、風花先輩のことをちっとも知らないのかもしれない。もしかしたら何か、言えない事情があるのかも」とつぶやきます。
自分をかえりみないで女の子やアリスピアンを助けたシンシアの姿は、以前、すみれが見せた姿と同じものでした。
そしてみなもは、「だったら、まだ…」と声を弾ませるのでした。

本拠地に戻った後、シンシアは、白の女王から「またもや本懐を遂げられなかったようですね。シンシア」と声をかけられていました。
シンシアは、白の女王へ謝罪した後、「ですが、このままやらせて頂きます。私たちの意思を尊重してくださるんですよね?」とたずねます。
白の女王は、「ええ。わたくしは強制はしません。ですが、ピュリティはどうでしょうか」と告げます。
シンシアが後ろを振り向くと、ピュリティは「次はわたしが出る」と宣言します。

ピュリティは、「やらなくちゃいけないんだよ。 他の誰でもないこのわたしが」と、かつてのみなもと同じ言葉で告げます。
そして「このアリスピアに、強すぎるミューチカラなんていらない」と歩き始めるのでした。

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