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2025年11月8日土曜日

【プリンセッション・オーケストラ 第29話「二輪花」 おさらいレビュー】

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【おはなしのあらすじ】
りりは、ピュリティに変身して、みんなと一緒にアリスピアで楽しむプリンセスたちと戦います。

花の騎士シンシアの正体は、すみれでした。
図書室で、なつ、みなも、かがり、ながせは、優しげに本の貸出しを行うすみれを見ていました。

なつは、頬杖をつきながら、「風花先輩が“新しい敵”か…」とつぶやきます。
ながせは、ソラミタワーで会った日の事に触れ、「ジャマオックから女の子を助けていたすみれが、ジャマオックに女の子を襲わせるのは、おかしい」と言います。
みなもは、「わかんない。わかんないんだよ。あの人が何を考えているのか…」と首を振ります。

ながせは、暗いムードを変えようと、直接すみれへ事情と真意を問いつめようとしますが、かがりに連れ戻されてしまいます。
かがりは、連れ戻した理由を「こちらはシンシアの正体を知っているけれど、向こうは私たちがプリンセスだって分かっているとは限らないのよ」と説明します。

なつは、クエスチョンマークを浮かべるながせへ、すみれがプリンセスの正体を知ったら、共通の友だちである自分を人質に取るかもしれないと補足します。
ながせは「人質!? めっちゃエグいことをするんすね。風花パイセンも」と汗を垂らし、一同は今さらその可能性に思い至ったながせにあきれます。

みなもは、「わたしは風花先輩がそんな人じゃないって信じたい。風花先輩みたいに強くなりたいって思った自分の気持ちも…」とこぼします。

みなもは、すみれとのふれ合いを通して、すみれを「大人びて物腰も柔らかい人」「優しくて、勇気のある人」だと感じて、自分もこうなりたいと憧れてきました。
そして「風花先輩みたいにプリンセスじゃなくても、誰かを守れるような人になりたい」という想いで、「強くなりたい」と決意し、これまで頑張ってきました。

だからこそ、みなもは、すみれが敵である事に表情をくもらせてしまいます。
そして同じようにかがりも、すみれを尊敬し、すみれのようにありたいと思ってきたからこそ、表情をくもらせてしまいます。

ながせは、そんな2人をくもらせまいと、「やっぱりあたし探ってみますよ! 直接ストレートじゃなくて。それとなーく!」と舌を出してウインクします。

かがりの「ちょ、やめなさい」という制止をバックに、ながせは「あたしの巧みな誘導尋問スキルを信じてくださいって」とすみれにアタックしにいきます。

しかしながせは、話の取っかかりを見つけられず、不自然な問いかけばかり。
なつは苦笑し、かがりは頭を抱え、みなもは目を丸くしてしまいます。

失敗にくじけないながせは、「気をつけてください」「アリスピアで怪物が暴れている」「怪物はめっちゃ悪いやつが操っている」とすみれへ揺さぶりをかけます。
しかしすみれは、「そういう場所には近づかないようにしますね。ありがとうございます」と笑い返します。
うなったながせは、「風花パイセンってぶっちゃけシンシ――」と言いかけますが、慌ててやってきたかがりによって、押さえ込まれてしまいます。

結局かがりに引き取られたながせは、なつとみなもからもツッコまれ、「うぅ…ずびばぜん…!」と滝のような涙を流します。
みなもは、すみれに目を向け、「早くきちんとお話したいな」と心の中でつぶやくのでした。

アリスピアのプリンセス部屋で、ナビーユを交えた一同は引き続き、すみれについて話し合っていました。
ながせの話を聞いたかがりとなつは、すみれがシンシアとして行動を起こすとしたら、「アリスピアでこれから」だと推測します。
みなもは、「現実になりそうだからやめて〜」と眉を下げ、ナビーユは「基本後手なんだよね、僕ら」と腕を組みます。
かがりは、女の子が襲われる前にジャマオックを退治すれば、シンシアには何とか対処できるはず、と方針をまとめます。

そこでなつは、暗いムードを吹き飛ばす為、気晴らしに行く事を提案します。
なつは、「プリンセスは大事だけれど、みんなのアリスピアはそれだけではない」と告げます。

『あたしたちは、プリンセスである前にアリスピアを盛り上げる女の子なんですよ』
『ながせも私も、自分のアリスピア活動とプリンセスを両立させているわけだし、みなもにだってきっと大丈夫よ』

ながせやかがりは、なつの言葉を聞いて、打ち上げの時の自分たちの言葉を思い出します。
そしてかがりは、「プリンセスは、みんながやりたい事をできるようにするための手段であって、目的ではないものね」と表情を緩めます。
ながせも、「あたしとしたことがマジメすぎました。もっとバカになんないと!」と笑います。
みなもも、なつが「だいじょぶじょぶ」の『Vサイン』を作るのを見て、「なっち、ありがとう」と笑いつつ、なつの手を握るのでした。

そうしてナビーユの後押しもあり、遊びに出かけるみなもたち。

広場でサックスを吹くさきに、一緒にセッションをしたなつから声をかけたり。
みかんと手をつないだ後、みかんの応援用にかがりとダンスする動画を撮ったり。
かえでドドメさんが作った『ぱっぷら丼』をみんなで食べたり。

女の子たちが楽しんでミューチカラを湧き出させる様子を見ながら、一同はアリスピアを存分に楽しみます。

屋外のテーブル席で人心地ついたみなもは「のんびりできていいねえ」と言います。
かがりも「そうね。何も考えないで純粋に楽しめる時間は必要よね」と笑います。

ながせも、遠のきがちだったアリスピア活動を再開したくなったと言います。
そして自分が流星のあざなを持つという裏設定を語り始めます。

みなもは、みんなの会話に笑った後、気晴らしを提案してくれたなつへあらためてお礼を言い、「なんかすっきりした感じ」と表情を明るくします。
なつは、「なーんもさ」とほほえんだ後、今回のお出かけは自分の気晴らしでもあったのだと打ち明けます。
そして、この間のライブが大成功した事に触れ、「だもんで。また新曲作ろうかなーって」と笑います。
ながせは、「無責任かもしれませんけど、あたしはなつパイセンの歌、めちゃ好きなんで。頑張ってほしいですね」と胸に手を当てます。

なつは、「サンキュー! なんだかんだでカワイイ後輩だな。あんたは」とながせの頭を撫でてあげます。
そしてなつは、「みなもにも感謝ー!」とみなもの頭も撫でてあげます。

プリンセスでない自分は、無責任に歌ったり、見送ったり、気晴らしに連れ出したりする事しかできないけれど、みなもやながせは元気になってくれた。
そしてながせは、集客や楽曲提供でライブを応援してくれた上で、自分の歌を好きだと言って、頑張れと応援してくれている。

元気になったながせから、元気をもらったなつは、ながせの頭を撫でてあげたのでした。
また、ながせの元気の素であり、自分をずっと一番に応援してくれているみなもの頭も撫でてあげたのでした。

そんな時、なつは、向こうの方に座っている女の子に気づきます。
なつは、「なんかどこかで…」と女の子を見つめます。

みなもは、なつへ「あれ? あの子だよ、なっち。ほら、前にわたしがぶつかっちゃった女の子」と告げます。
そしてみなもは、なつが「そうだっけ…?」とこぼすのを聞きつつ、女の子へあいさつしにいきます。

そうして女の子の向かいに座ったみなもは、女の子とお話をしていきます。

みなもは、「ほんとうにステキだよね、アリスピア。みんなの色んな『楽しい』に満ちてて。歌だって、ダンスだって」と話しかけます。
そしてみなもは、女の子へ「あなたも好き?」とたずねますが、女の子から「いいえ。全然」と冷ややかに返されてしまいます。
女の子は、「嫌いです。歌もダンスも。その『楽しい』の先にあるのが、どんなものなのかも知らないで」と告げます。

みなもが思わぬ答えに瞳を揺らがせていると、遠くにジャマオックが現れました。
みなもは、なつへ声をかけ、みんなに避難するように呼びかけてもらいます。
かえでは、クッキングと近接戦闘を組み合わせた、まっっったく新しいクッキングCQCを繰り出そうとしますが、ドドメさんに連れて行かれてしまいました。
また、なつも、みなもと話していた女の子がジャマオックから逃げない事に気づき、女の子の手を引いて、避難します。

みんなが避難したのを見届けたみなも、かがり、ながせは、歌のカケラを構えます。
しかし3人は、草木の中からすみれが現れ、ジャマオックの先頭に立ったことで、動きを止めます。

すみれは、みなもたちが歌のカケラを隠すのを見て、「どうしました? ならないんですか、“プリンセス”に」と笑います。
みなもたちは、すみれの問いかけの意味を理解して、驚きます。
さらにすみれは、「じゃあ、お先に変身させてもらいますね。私、“めっちゃ悪いやつ”らしいんで」とながせの言葉を引っ張ってきて言います。
そして、前回同様シンシアに変身すると、剣の振りで暴風を起こしてみなもたちをあおります。

みなもは眉をゆがめ、かがりは歌のカケラを構えると、迷わずにプリンセスへ変身します。

変身し終えたプリンセスたちは、シンシアとジャマオックへ対峙します。

ミーティアは、発言が根に持たれていた事も含め、「やっぱり知ってたんですね。あたしたちがプリンセスだって。なのに、ああもすっとぼけて」と告げます。

シンシアは、「学校でするお話じゃないですからね。それに何度も言ってますでしょ。『図書室では静かに』ですよ」と口元に指を当てます。
ジールは、「その言葉。シンシアの口から聞きたくはありませんでした」と告げ、何度もその言葉をかけられてきたミーティアは目を伏せます。

リップルは、「どうして今になって正体を明かしたんですか?」とたずねます。
しかしシンシアは「こちらだけ隠しているのはフェアじゃないから。そう言ったら信じますか?」と告げ、リップルは「いいえ」と答えます。
お互いの立場が敵同士であると暗に示すシンシアへ、リップルは「やるしかないんですか?」と静かにたずねます。
そして、シンシアから「そうでしょうね」という答えを聞いたリップルは、目を伏せた後、「だったら!」と駆け出します。

リップルは、シンシアに対してキックを放った後、足払いをかけます。
そして迫ってきたジャマオックを倒すと、なつの歌のカケラを使い、なつと一緒にシンシアへタックルします。
ジールとミーティアは、リップルの意図に気づいて、それぞれ分かれてジャマオックを退治していきます。

ジャマオックと分断されたシンシアは、リップルたちが自分の戦い方を理解し、素早く対処している事に感嘆します。
しかしリップルは、「どうしてなんですか?」とシンシアへ問いかけます。
途中、襲ってきたジャマオックを瞬殺し、シンシアの剣を避けながら、リップルは問いかけ続けます。

リップルは、「風花先輩は自分の危険もかえりみないで、女の子を助けていたのに! シンシアは女の子を悲しませようとする!」と告げます。
さらに、昨日見たすみれの読み聞かせも含めて、「アリスピアンにだってあんなに優しかったのに!」と続けます。

リップルは、みんなとのふれ合いで生まれた「みんなを悲しませたくない」という願いを胸に、言いつのります。

シンシアは「あなたには分からない!」と突き放しますが、リップルは「そんなの当たり前です!」と返します。
そしてリップルは、シンシアの剣の柄を押さえると、「言ってもらわないと、分かるわけないじゃないですか!」と叫びます。
「あなたときちんとお話したい」という気持ちをぶつけてくるリップルへ、シンシアは「本当に賢しい」と言葉を放ります。

そこにジャマオックを片づけたジールとミーティアが駆けつけてきました。
3対1の構図でにらみ合うプリンセスたちとシンシアですが、そこに人影、なつが避難させたはずの女の子が現れました。

驚いたリップルは、女の子に呼びかけますが、シンシアが「りり」とつぶやくのを聞いて、ハッとします。

戦いの中、乱入した女の子は、シンシアの方へ歩いていくと、「シンシア。もういいよ」と呼びかけます。
そして、「わかってるでしょ。シンシア1人じゃダメなんだよ」と続けます。
女の子は、プリンセスたちへ目線を向けると、「ここからは姉妹でお相手します」と静かに告げます。

そうしてすみれの妹・りりは、シンシアと2人で1つの歌を歌いながら、変身します。

変身を終えたりりは、「花の騎士ピュリティ」と名乗ります。

ピュリティが剣で起こした暴風にプリンセスたちが耐える中、ピュリティはワープします。
そしてピュリティは、プリンセスたちの背後に現れると、剣を振ります。

なんとかピュリティの攻撃をかわしたプリンセスたちですが、シンシアが「ピュリティ!」と叫んで向かってきました。
ジールは、シンシアの剣をかわしますが、盾にした木立も切られてしまいます。
リップルとミーティアも、鋭いピュリティの剣さばきに近づけないでいました。

プリンセスたちは、シンシアとピュリティの繰り出す斬撃と暴風に翻弄されます。
そして、姉妹でそろって歌うシンシアとピュリティの動きが1人の時とは違っている事に気づきます。

リップルは、「分かるように言ってください!」と叫ぶと、まなびの歌のカケラを使います。
そして、背中から展開した補助アームで、シンシアとピュリティを抑え込みます。
ジールは、「勝機!」と叫ぶと、かえでの歌のカケラを使用して、シンシアとピュリティへホイップクリームを巻きつけます。
ミーティアは、拘束されたシンシアとピュリティへ「少しは大人しくなってもらいますよ! 話はそれからです!」と勇みます。

解き放たれたミーティアの必殺技が、シンシアとピュリティに迫ります。
ピュリティは、「シンシア。今日はここまで」と告げると、シンシアと一緒にワープで拘束を抜けつつ、撤退します。
そうして必殺技は炸裂しましたが、結局、地面に空いた大穴だけが残りました。

すべてが終わった後、みなも、かがり、ながせ、ナビーユのもとに、なつが駆けつけてきました。
なつは、みんなへ「さっきの女の子いつの間にかいなくなっててさ」と伝えます。
かがりは「敵はシンシアだけじゃなかったの」となつへ教え、ながせは「姉妹だなんて聞いてないよ」とつぶやきます。
みなもは、すみれとりり、二輪花となった花の騎士について、考え始めるのでした。

一方、本拠地に帰ったシンシアは、白の女王から「わたくしを恨んでいますか? シンシア」とたずねられていました。

シンシアは、「いいえ、私の不甲斐なさの結果ですから」と告げると、「でも、次はピュリティを出させません」と強く宣言します。
白の女王は、自分がすべてやると言うシンシアへ、「いいでしょう。変わらぬ信頼を寄せていますよ。わたくしと願いを共にする騎士たちよ」と笑うのでした。

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